3列目まで登り詰めた。

本日、斉藤壮馬さんが出演する朗読劇を見に行った。

 

みきくらのかい

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三木眞一郎さんが主催する朗読劇。

事務所の先輩なのは知っていたけど、共演してる感じも仲良い感じもなかったので、どういう感じのふたりなのかなと思いながら向かったが、やはり同じ事務所でもレジェンド声優様と新人声優では話が違うのだと思った。全てにおいて。

 

| 思い出したことをつらつらと並べるので時系列もぐちゃぐちゃ |

 

安定に同担を視界に入れたくないので、開演40分前に最寄りについてその後は近くのドトールで暇を潰し、5分前に着席した。

D列の左端である3番だったので、確かに前だがめちゃくちゃ端だなぁと思いそこまで期待せずに会場まで向かったが、そこまでだった。会場に入って席に座った瞬間、まずA列が潰されていたからDが3列目だったし、2人だけの朗読劇だったのでちょっと体を横にしたら椅子と机があったのだ。

問題はこの目の前の席に斉藤壮馬が座るのか、三木さんが座るのかということ。でも私にはそんなことを考える余裕がなかった。

何せもう開演まで5分を切ってるタイミングで着席をし、自分があまりにも前すぎる位置にいることだけに興奮しきっていた。目の前に来るのが誰だとかどうでもよかったのだ。

 

今まで常に最後列で生きていた人間だった。

今年、壮馬の現場には7回入ったがそのうち4回は後ろの席。本当に席運がないのだ。

そんな私が、つい先週のイベントは12列目、先月は5列目ドセンだった。そして今日は3列目。もう多分これ以上前になることは無い。

(尚、新年一発目は2階席最後列)

 

 

そしてすぐ始まった朗読劇。斉藤壮馬と三木さんが登場し、始まった。

斉藤壮馬が目の前に座った。ああ、もうほんとにこんなにも良い席は一生ない(2回目)

 

最初の三木さんのセリフがあまりにも覚えていない。目の前にそうまが来たことに驚きすぎていつの間にか始まっていたのだ。ぼーっとしていた。理解できなかった。目の前にいることに。

そしてこの世で一番好きな声が聞こえてきてやっと意識が戻った。ああ、目の前で私の目の前で喋っていた。

 

最初は目の前にいることに驚きすぎて、その事実が私の中で処理できなさすぎて、パニクってしまっていて、2人の演技の迫力が強すぎて、とにかく内容が入ってこなかった。

雪の中、女がさまよっていたので助けた男が斉藤壮馬。その助けられた女と、男の母と、近所のおじさんが三木さんだった。三木さんがレジェンド声優すぎることを知っていたけど、やはり斉藤壮馬しか目に入らないのだろうと思って来たが全然違かった。三木さんが喋る度に自然と視線が流れてしまう。

いつもの私なら永遠に斉藤壮馬しか見ていないのに。

 

吸い込まれる何かが三木さんにはあったし、女役を2人もやっているがちゃんと老婆と女なのだ。

正直あの空間には斉藤壮馬のオタクしかいなかったと思う。2割ぐらいしか三木さんのオタクがいなかったと思う。そんな空間の中でも、全員が三木さんの演技に吸い込まれていた。本当に本当に凄かったしとても演技というものが面白いと感じることが出来た。

 

そして、ストーリーがとても面白い。

 

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鶴の恩返しが元になっていたストーリーだったのだが、あまりにも話にのめり込みすぎて100分が15分だった。

嘘をついてはいけない村で男が自分のことを鶴だという見ず知らずの女と結婚をしたいがために手が滑って母親を殺してしまう。その事を男は村人に嘘をつけないと言って周りの人に言いたがるが、普通に考えて女はそれを阻止し、冬の間今まで嘘をついたことの無い男がずっと嘘をつき続ける。春になり、雪が解け埋めた母親が出てきてしまい、村人にバレてしまうが、男が正直に近所の仲良くしてくれていたおじさんに話しても女のせいにされてしまう。

嘘をついてはいけない村。これには大名(的な人、名前忘れた)と村との信頼を得るために村で守られていた大切な約束だった。村人は村で取れた食物を全て自分たちで測って大名に貢いでいたのだが、全部吸い取られないように裏で数字を誤魔化していた。そうでもしないと生きていけないのだ。

 

要は、村は嘘をつくために嘘をついてはいけない村をしていたのだ。

 

そして女は全てを背負い村人たちにさらわれたが、みんなが出ていったあと男が機織りされている布を見つけると、布から鳥に変わり外に出ていった。

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最後、そうまが台本を布と見立てて抱きしめるシーンがあるのだがあまりにもえろくて良いシーンなのに興奮してしまって申し訳ございませんでした。

 

最初の雪の中で抱いた。と言っていたシーンで興奮してしまって申し訳ございませんでした。

 

女を押し倒すシーンで興奮してしまって申し訳ございませんでした。

 

ごちそうさまでした。

 

 

三木さんが三役しっかりと演じ分けていたのがマジですごい。本当に1番すごいんですけど、やはり斉藤壮馬の演技が私は一番好きだし中心的に見てしまっていてごめんなさい。

(三木さんへの感想薄すぎだろ)

 

色んな捉え方があるキャラを演じていた、というかそう見えるように演じていた。

女に対しての感情だ。

最初嫁にしたのは性欲を満たすため。誰とでもいいから結婚がしたかったため。女に触れたかったため。

そして母親を殺した時も、その女を拒否られたからではなく、性欲を満たすことが出来る女を手放す訳にはいかなかった。そこまで飢えているのを全てで表現していた。

(あの時のサイコパスの顔と演技を忘れることは無い。だろうな。)

そして最後はちゃんと一人の女として愛していたのだ。

 

こうやって見ると当たり前な演技では?って思うだろうが、アニメではなく朗読劇。声だけで表現しなきゃいけない。

 

この世で一番斉藤壮馬の朗読が上手いと思って生きているが(聞いたことあるの江口石川駒田中島しかない)本当に声だけで人間の表情や感情が思い浮かぶことが出来る演技をちゃんとしているのが凄い。

 

そうまのいつもボロボロの台本を見るのが好きです。ああ、この人めっちゃ描き込む型だし、昨日の夜読み込んでから寝てるんだろうなっていう妄想をするのが大好きです。

 

あと最後の挨拶の時に、普段は客席を見ないで有名な斉藤壮馬さんと1.5秒目が合いました。

あの瞬間繋がっただけで生きていける。ありがとう見てくれて

 

これからもずっと永遠に斉藤壮馬という男を好きになれて良かった。と思うだろうね、

 

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長くなりましたが、今年もたくさんの幸せを与えてくれてありがとうございました。

地獄の3日間もありましたが、そんな日のことを忘れるぐらいに今心底愛してるし、舞台俳優に浮気をしたことにより、斉藤壮馬という男の演技が大好きになった。本当に濃い1年だった。

 

来年既に3回の現場が決まっていますね。1番後ろの席でも1番前の席でもどこでも楽しんで行くし、応援していきます。

 

ゆーあーいんぶるーむ あいしてるってことだよ

 

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ps. 帰りに東京ドームシティに行ってきた。

カウコン行きたかったな、f:id:ar_repo:20211219222809j:image
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